<イメージ>
全てを「和」で仕上げました。満足のいく実践型ワークキャップ。
拘ったのは素材感、ホールド感、シルエット。
その全ての要求を把握し、形にしてくれるのはやはり日本の細かな作業のできる手でした。
海外ではできない、細部まで拘った日本の底力を体感してみてください。
日本の帽子職人さんが私の釣り、アウトドア、旅の体験を細かく聞いていただき、
この生地なら、この縫製なら、この形なら・・・と形にしてくれた1品です。
日本の生地を探しながら辿り着いたのが「和紙」と「麻」所謂、織物でした。
質感も良く、和紙も麻も一枚一枚の生地に表情があり、どことなく懐かしい感じの生地。
強度も日本基準の堅牢度数値4級以上のトップクラスの生地を使用。
自然素材なので若干の色あせは出てきますが、良い風合いに変化していきます。
被り心地には数ミリ単位の修正を繰り返しました。
ワークキャップと言えば一般的には浅い被り心地なのですが、こちらは深く被れるように成型しました。
頭をしっかりとホールドし、日差しや虫、あらゆる危険から守ってくれるように敢えて深く。
深く被ると蒸れると思われるかもしれませんが、そこは生地の機能性が高く蒸れにくいので、いえ、蒸れませんと言い切れるほどに。
裏地にはメッシュを。表生地とは張り付けず別にすることにより空気が通る道を作ってます。
サイズ調整も後ろのベルトで可能です。
いつも思っていたのがこのベルトの収納。この収納する箇所を施すことによりスッキリと見えます。
いつもゲンキマンがこのベルト収納が嫌い、だらしなく見えると懸念していた場所で、
収納する箇所を作ることにより後ろからのシルエットもカッコいいです。
ツバの長さは長すぎず短すぎず、多少のことでは曲がらない強い芯を入れております。
※イメージ写真とは刺繍が異なっています。刺繍は左側の一か所になっております。麻・和紙の特性上繊維が固まって見える箇所がありますが麻独特の風合いです。
<サイズ展開>
Ⅿサイズ 54〜58cm
Lサイズ 58〜63cm
<素材>
麻100%
<企画> 藤田元樹
<画> 小川健太郎・吉田周平