「風が通り抜ける生地」
前から受けた風が背中に抜ける。
そして冷気を留める生地になっておりテストした熱帯国のタイ、香港、マカオでも爽快そのものでした。
腕には香川県小豆島産のオリーブに包まれたフィンチのロゴがポイントになっております。
この時期発表なのに半袖じゃないの?と思われるかもしれません。
日焼けや虫刺されなどを重きを置き、長袖にしてます。
暑いと思われるかもしれませんが生地の性質上、超クール素材なので熱帯国でテストを繰り返し特注のクール素材を使用することによりクリア。
一つ課題だったのが袖口だったのです。
袖を捲ると長時間経つと締め付けが気になったり、垂れてきたりが私にとっては凄くストレス…
ここをなんとか解消すべく、この4本のラインを入れ、超ストレッチ糸でロックする事により、締め付けすぎず、ずり落ちてこず、、袖口がストレスフリーになりました。
このちょっとした事ですが、かなりの時間を費やした結果、生地を摘んでロックすることによりできた伸縮。
勿論強度は通常のロックよりも何倍も強くなっております。
炎天下の中、外で遊んで帰ってきて日焼けで後悔した…毒虫にやられて酷い事になった・・・ なんてないように。。。
そしてイサベラ・コットンと同様に前身頃よりも後身頃の裾を若干長くし、段違いにしています。
これは、座ったときやしゃがんだ時に背中やお尻が見えないというメリット以外に風や虫さされからも腰を守る工夫です。
※スリットを入れることにより前と後ろの裾が干渉しないため、布地の重さの違いで前が持ち上がりにくいようにしました。
※プリント色は画像では白に見えますがアイボリーとなっておりますのでご注意ください。
<幼少の頃のお話です>
私はかれこれ一時間以上もの間、水族館のとある水槽の前で陣取り、眺めていた魚が居ました。
あまりの見事な魚体、フォルムに、その場に釘付けになったのです。
いつかこの魚を釣ってみたい。触ってみたい…。
あれから三十年近くの時を経て、その夢を叶えることが出来ました。
手が震える魚はこれまでにも手にしてきましたが、あとにも先にも、腰が抜けたように動けず、叫んでしまったのは、この魚だけです。
そんな思い入れのある巨大魚・ピラルクへの幼少期の夢を乗せたシャツを作りたい。 これがフィンチ設立に際して最初に考えたプロダクトでした。
・ピラルク 学名:Arapaima gigas 一億年前から生息していると言われ生きている化石ともいわれる世界最大種の淡水魚。
天敵であるピラニアから体を守るために、鎧のように硬いウロコに「進化」していけた事から現在も生息する。
素材:ポリエステル100% 特注クール素材
サイズ表 (一般的なサイズですがお手持ちのTシャツと比べていただけたら安心できるかと思います)
| S | M | L | XL | XXL |
身丈 | 65 | 68 | 71 | 74 | 77 |
肩幅 | 44.5 | 45.5 | 47 | 48 | 49.5 |
身幅 | 49.5 | 51.5 | 53.5 | 55.5 | 57.5 |
袖丈 | 62 | 64 | 66 | 68 | 69 |
企画・製造: 藤田元樹
画: 小川健太郎