＜↓画像は前作の色違いです＞
コンセプトは「掴む」
ヘノベサシリーズに待望の4SEASONグローブの登場です。
ネオプレーンが冬専用ならばこちらは4SEASON。
ですが、ネオプレーンのように保温性はないので実質的には春・夏・秋用となります。
グローブで気になるロッド接触との感度を損なわず、しっかりとグローブの役目を果たす、そんな物造りを心掛けました。
日本は勿論の事、世界中駆け巡るゲンキマンの持ち物で絶対に持っていくアイテムのひとつにグローブがあります。
寒い地域へ行った時に生まれたのがGenovesa-Fin-ch-Glove(ヘノベサフィンチグローブ)でした。
ですがフィンチには冬以外のグローブがありませんでした。
ユーザーの方々にもご要望は頂いていたのですが、フィンチは現場で必要だと感じたことを形にしていく為、どうしても時間が掛かってしまいました。
・手の甲の生地。
伸縮性の高い吸水速乾生地を使用。
灼熱のオーストラリアでも快適に手を守ってくれた素材です。
そして手の甲ナックル部分に合皮スウェードを横広に。
これはリーダーを組む時や、ラインを引っ張ったりするときにラインが食い込む時の痛さを軽減させるために施しました。
・手のひら部分。
特徴的な手の平部分には全体に厚みのあるシリコンプリントをしております。
一般的には当て布などで強度を保つのですが、あの生地が二重になっているところが「違和感」を感じてました。
そこで自転車競技者が使っていたグローブが目に入り、これは使えないかと厚みを変えたり、色、プリント方法など試行錯誤を何度も繰り返しました。
ロッドを持つ時にどこに力が加わるか、どこを曲げるかなどを観察しながら試み。
そこにも遊び心を持つ様に、フィンチの足跡などを施したりもしております。
これによりロッドが滑るなども皆無なほどにグリップ力がアップ。
そしてもう一つの目的、「魚」を掴むことにも有効になりました。
ゲンキマンは勿論ボガグリップも使いますが、手で魚を持ちたがります。そのほうがカッコいいからとのこと・・・。
滑って怪我をしないように、魚を掴むのにもグリップ力の高いグローブです。（牙魚への使用は危険です、そこは判断してください）
ロッドのフェルール部分を抜くのにも滑らないので便利です。
強度のみで考えたら当て布の方が強いかもしれませんが、シリコンプリントでも決して弱いと感じたことはありません。
むしろ、ホツレが皆無の分、強いとまで感じております。
・指の股
指の股部分には中指と薬指の片側のみ合皮スウェードを施しております。
キャストやファイト中の摩擦が高いところを生地を変更しております。
・袖口
袖口にボタンを付けております。
皆さんも経験あると思いますがゲンキマンはほんとグローブをよく無くします。
使用後はボタンを付ける癖を付け、片方だけどこかに行ってしまわないように。
洗濯後もボタンを留めると引っ掛けられたりもするので便利です。
そして袖口部分にはよくあるマジックテープでの固定をはずしました。
マジックテープは全ての物を破壊していく、特に可動が多い手首部分のマジックテープはラインが絡まったりもするのでストレスでした。
そこで伸縮性の高い生地を半分付けることにより締め付けられる事も無く脱着も可能にしております。
・群青色（ぐんじょういろ）とは、日本画材の岩絵具いわえのぐの『群青ぐんじょう』に由来する色名で、紫みがかった深い青色のことです。日本画には欠かせない色であり、桃山時代の障壁画、江戸時代の琳派りんぱの屏風絵びょうぶえなどに使われています。
サイズ感 （冬用グローブより若干大きめに作ってますが基本同じと思ってください）
Ｓサイズ 女性や手の小さい人用。
Ｍサイズ 所謂一般的な手の大きさ。
Ｌサイズ 手が大きいと言われる人用。
ＸＬサイズ 手が大きく、そして厚みがある人用。
※サイズが難しいと思われますが一般的なフィッシンググローブと同じサイズにしています。伸縮率が高いため幅広いサイズをカバーできます。
＜手の長さの測り方＞
手首の一番上の横のシワから中指の先まで物差しで測ります。
メンズJIS企画でS（160-170）M(170-180)L(180-190)LL(190-200)ミリ
次に手囲いの測り方拳周りをメジャーで測ります。手を握ったり、メジャーが斜めになるとすぐ10mm程度の誤差が起きますので拳に沿う様測ってください。
S（190-200）M(200-210)L(210-220)LL(220-230)
最終的に手の長さ、手囲いに違う数値が出た場合は大きい方のサイズを選択した方が良い場合が
ほとんどです。
企画：藤田元樹
画：吉田周平
